インバウンド 日本食 観光客に さつま揚げを説明できますか?
インバウンド 日本食 さつま揚げ ヘルシー
低カロリーでヘルシーな食事として人気が高い和食は、2013年のユネスコ無形文化遺産登録以来世界中で脚光を浴びています。日本を訪れる外国人が最も楽しみにしていることの一つが和食を食べることです。文化的背景が異なる方々に和食を理解していただくことは日本人の私でさえ答えに窮することもありますが、英語力のアップになるのはもちろん自分自身の学びにもなり素晴らしいことだと思います。少し例をあげ紹介させていただきます。
さつま揚げはもともとは中国発祥の料理で、沖縄を経由して鹿児島でよく食べられるようになったのがそもそもの由来だそうです。本場鹿児島ではつけ揚げと呼ばれていてお酒(焼酎)のつまみの定番となっています。鹿児島特有の甘い醬油につけると焼酎との相性も抜群です。さつま揚げの原料となるのはタイやタラなどの白身魚のすり身を地酒で固めて油で揚げたものです。魚はタンパク質やカルシウム等の栄養がたっぷりと含まれています。また油も菜種油を使っているのでヘルシーです。このあたりの説明は日本食=ヘルシーの説明にもピッタリです。

インバウンド 日本食 さつま揚げ 地域文化
さつま揚げと呼ばれているのは関東地方以北が多く、関西地方以西ではてんぷらと呼ばれている地域が多く、中部地方でははんぺんとも呼ばれているそうです。地方によって食べ物の呼び方が異なるのは日本が古来より地域由来の文化を大切に守り続けてきたことの証左であって非常に誇らしいことだと思います。先にさつま揚げに鹿児島の甘い醬油があうという話を述べましたが醬油の味一つとっても地域の独自性があらわれていて大変興味深いことです。

さつま揚げはおでんネタの代表選手の一つになっています。居酒屋を訪れる外国人も増えていますのでおでんを注文される外国人の方々も増えています。また全国に60000店舗あるといわれているコンビニエンスストアでもおでんは定番メニューのひとつです。さつま揚げを目にする機会も多いかと思いますので、少しトリビア的ですがさつま揚げに関する知識を紹介してあげることで、外国人の日本食ないし日本に対する理解もより深まるのではないかと思います。
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